Aer Day Sling 3 Max(AER-21038)をレビュー!水筒と11インチタブレットを持ち運べる大容量のショルダーバッグ
電車での移動や待ち時間など、ちょっとした空き時間に本やタブレットがあると時間を有効活用できます。ですが、これらを持ち歩こうと思うと、サコッシュでは入らなかったり、リュックだと大きすぎたりして、カバンのサイズ選びは難しくなってしまいます。
そこで今回は、ぼくも愛用しているAerの「Day Sling 3 Max」をご紹介します。このスリングバッグは、スマホや財布はもちろん、本やノート、タブレットに加えて、水筒や折り畳み傘まで丁度よく収納できる大きさで、普段使いに最適です。
タブレットや水筒を持ち歩きたい人にオススメだよ!
Aer Day Sling 3 Maxの概要
名称 | Day Sling 3 Max (Black) |
商品コード | AER-21038 |
発売時期 | 2022年 |
価格 | 18,700円 |
重さ | 450g |
大きさ | 横幅30.5cm, 高さ22.5cm, 奥行9cm |
容量 | 6L |
対応タブレット | 11インチ |
Aerとは?
Aerはサンフランシスコ発祥のクラウドファンディングから生まれたブランドです。
Aerという名前は、次の3つの頭文字をとって命名されています。
- 「Authentic」 : 本格的な・本物の・信頼できる
- 「Enduring」 : 長期間続く・永続的な・辛抱強い
- 「Reliable」 : 信頼できる・頼りになる・確かな
これらはプロダクトにも反映されており、Aerが手がける製品は、信頼性や耐久性、実用性に優れた高品質なものばかりです。
Aerの製品
Aerは「Simplicity(シンプル)」「Utility(実用性)」「Durability(耐久性)」というDNAのもとに、都市生活を前提として、機能的でデザイン性に優れたミニマリスト思考の製品を開発しています。さらに、アスリートや旅行者、ビジネスなど、さまざまなシーンに対応したコレクションも展開しています。
どんなシーンにも対応するAerの製品は、スタイリッシュかつ機能的で、毎日の生活をより快適に、より豊かなものに変えてくれる魅力があります。
Day Sling 3 Maxの特徴
「Day Sling 3 Max」は旅行用として設計されたスリングバッグです。
アクセスしやすく視認性にも優れた大容量のメイン収納には11インチまでのタブレットや本、ノートなどを収納できます。背面のポケットには財布やカード、パスポートなどを安全に保管でき、フロントポケットにはキーチェーンが付いていて鍵や小物を効率よく収納できます。
旅行に限らず、普段使い用としても非常に優れており、11インチタブレットや水筒を持ち歩きたい人にとって理想的なカバンになっています。
Day Sling 3 Maxの種類
「Day Sling 3 Max」は2022年に発表されたTravel Collectionの中の1つで、種類としては3つあります。それぞれ採用されている生地が異なります。
今回紹介するのは「Black (AER-21038)」だよ!
商品コード | 素材 | 価格 | |
---|---|---|---|
Black (AER-21038) | 1680D コーデュラ・バリスティックナイロン | 18,700円 | |
Gray (AER-22038) | 700D コーデュラ | 18,700円 | |
X-Pac (AER-29038) | Dimension-Polyant®社によるVX-42 X-PacTM | 22,550円 |
容量が半分(3L)の「Day Sling 3」も展開されています。
Aer Day Sling 3 Maxをレビュー!
ここからは実物を見ながらレビューしていくよ!
外観
全体は黒で統一されていて、どんな服装でも合わせやすい、とてもシンプルなデザインになってます。
背面も同様に黒一色です。上部には持ちやすいハンドルが付いています。
生地にはAerの代名詞ともいえる「1680Dのコーデュラ・バリスティックナイロン」が採用されています。軍隊の防弾ベストにも採用されるほど非常に強靭な素材です。半年ほど高頻度で使ってますが、劣化が見られず綺麗な状態を保ってくれてます。
底面は背面に対して垂直ではなく少し斜めになっています。
そのため、置いたときは少し前に倒れ込むような状態になります。
荷物を入れた状態の底面です。10cmほどのマチがあるので自立させることができます。
荷物を入れていない場合はマチを折りたたんで潰すことができます。
生地が厚手なのでスリムなわけではありませんが、ある程度は潰せて平べったくできます。
少し場所を取ってしまいますが、旅行カバンにサブバックとして忍ばせておけば街歩きの際に身軽に歩き回れて便利です。水筒やタブレット、本などを持ち歩きたい場合におすすめです。
ブランドロゴ
ショルダーストラップの左側の根本にAerのロゴラベルがあります。
裏にはDesigned in San Franciscoの文字。
重さ
重さを測ってみたところ、表記通り450gでした。
ハンドル
背面の上部には手で持つためのハンドルが付いてます。
このハンドルは厚みがあり、クッション性も高くてつかみ心地が良いです。
ぶにぶにしてて気持ちいい…
ショルダーストラップもあるので出番は少ないかもしれませんが、とても持ちやすいハンドルです。
フロントポケット
フロントポケットを見ていきます。この部分のジッパーは雨の侵入を防ぐ止水性のものになってます。
止水ジッパーは密封性が高い反面、ジッパーの動作が少し硬くて重めです。そんな点にも配慮されて作られており、開け閉めしやすいように両サイドに掴めるループが用意されてます。
ここを持ちながら開け閉めすれば、止水ジッパーでも動かしやすいよ!
ジッパーを開くとこんな感じです。マチのないポケットで、内部にキーチェーンが付いています。
深さは13cmほど。iPhone 15 Proを縦に入れると頭がはみ出します。
一見たくさん入りそうに見えますが、メイン収納部分に詰め込んだ場合は以下のような状態となり、薄くて深いスペースとなっています。
ぼくは主に鍵を入れてます。あとはイヤホンやのど飴、リップなど。アクセスしやすいポケットなので、すぐに取り出して使いたい小物類の収納に向いてます。
スマホも横向きなら入ります。少しゴチャついてしまいますが、アクセスしやすくて使いやすいポケットです。
バックポケット
次はバックポケットを見ていきましょう。
このポケットもフロント同様にマチがないタイプです。
ジッパーの持ち手はゴム製で滑りにくくなってます。
深さは11cmほどで、フロントよりも浅いです。
その代わりに、バックポケットは上部にも6cmほどのスペースが確保されています。
上下で17cmほどの高さがあるため、スマホを縦向きで入れたりもできます。
少し窮屈ですが、A5ノートくらいならスッポリと収まります。
ちょうど良いサイズ感なので、ぼくはマスクケースを入れてます。フロントポケットとは異なり曲がりにくいですし、出し入れもしやすいので必要なときにすぐ取り出せて便利です。
公式サイトでは財布やパスポートの収納スペースとして紹介されてるよ!
背面にあるため、セキュリティ面では一番安心できるポケットでもあります。パスポートや財布などの貴重品を収納するのに最適です。
長財布も収納できます。
メイン収納
メインの収納部分を見ていきましょう。
ジッパーはYKK製で開け閉めの際に引っ掛かりなど一切なく、非常にスムーズです。持ち手部分も大きめの金具にジッパープルが付いてつかみやすいです。
このジッパープルはクロスさせることで簡易的なロック構造にできます。この状態にしておくと、誰かが勝手にジッパーを開けようとしても2つ同時に動いて中身にアクセスされることを防いでくれます。
より強固にロックしたい場合は、カラビナや南京錠を付けておくと安心です。
ダブルジッパーなので、持ち手部分を2つ同時に持つことで開け閉めしやすくなってます。閉めたときのジッパー金具の位置も自由に決めれるので使い勝手が良いです。
ジッパーを開けると広々とした空間になっています。背面側にはタブレットスリーブ、ジップポケット、ストレッチポケット2つが付いてます。
タブレットスリーブはマチなし。11インチまでのサイズに対応してます。11インチよりも横幅が広いKindle Scribeも入ります。
背面部分にはクッションが入っているので、タブレットを保護してくれます。
Aerロゴの部分はペンホルダーになってます。太めの4色ボールペンから細身のものまで差し込めます。
ジッパーポケットもマチなしタイプ。
マスクのストックを入れておいたり、領収書を入れたりしてます。薄手のものしか入らないので、出番は少なめです。
さらにストレッチポケットが2つ。ここはスマホと財布を入れてます。
収縮性のあるメッシュ素材になってます。やわらかくて物を入れやすいです。
いつも収納しているものはこんな感じです。タブレットスリーブにはKindle Scribeを入れてます。
タブレットやKindleはもちろん、本やノートを収納するのにもちょうど良いです。
反対のフロント側にはストレッチポケットが2つ。
ここにはハンカチとポケットティッシュを入れてます。
マチは扇形になっていて、真ん中の部分で最大11cmほどあります。
500mlの水筒も余裕で入る広さがあります。
横幅は約30cmあるので、600mlで持ち手付きの大きめの水筒(約28cm)も収納可能です。
水筒の上のスペースには余裕があるので、重ねるように折り畳み傘を入れることもできます。
ショルダーストラップ
ショルダーストラップは幅が4cmあり太めです。クッションパッドなどはなく、シンプルなナイロンベルト。荷物を詰め込みすぎて重くなるとつらめです。
長さ調整用のスライダーは樹脂製でしっかりした作りです。一度調整した後にズレることもありません。
バックルはFIDLOCKのマグネット式で、磁気を利用したクイックリリースシステムになっています。しっかり固定してくれるのに簡単に着脱可能になってます。
裏側。
このバックルは横にスライドさせることで接続を解除できます。上方向では外れません。取り付け時は上でも横からでも大丈夫です。簡単にカチッと取り付けできます。
接続面はこんな感じです。
Aer Day Sling 3 Maxはどれくらいの荷物が入る?
これまでの収納例を踏まえて、一度にどれだけの荷物が入るか検証してみました。その結果、以下の物を収納できました。
上記のものを収納した状態がこちら。ループにはバッグハンガーのClipaを付けてます。
フロントポケットには鍵とイヤホン。
背面ポケットにはマスクケース。
メイン収納はこんな感じです。傘の下には水筒が入ってます。
これだけのものが入るので、普段使い用としては十分です。折りたたみ傘やポーチは必要に応じて持ち歩いてます。最近はKindle Scribeがお気に入りです。バッテリーがめちゃくちゃ長持ちなので、モバイルバッテリーを持ち歩く必要がなくなった点も嬉しいところです。
レビューは以上だよ!自分の持ち物と比較して、容量は足りてるかチェックしてみてね!
気に入っているところ
ここからは、気に入ってるところ・気になるところを紹介していくよ!
水筒とKindle Scribeを持ち運べる
僕がDay Sling 3 Maxを気に入ってる最大の理由は、水筒とお気に入りのKindle Scribeを持ち運ぶのに最適な大きさだからです。
Kindle Scribe、スマホ、財布、ハンカチ、ティッシュ、水筒、エコバッグなどの必要な物を整理して収納でき、視認性も高いのでどこに何があるか一目で分かります。取り出す時に迷わないところも気に入っています。
使用時はこんな感じです。
逆に、水筒やタブレットを持ち歩く必要がないならDay Sling 3 Maxは少し大きめです。ぼくはできるだけ身軽な方が好みで、不要なものは持ち歩きたくないので、サコッシュと使い分けることも多いです。
サコッシュに入る荷物はこんな感じです。買い物や散歩など、水筒やタブレットが不要なときはこちらを使ってます。
とはいえ、最近は荷物の入れ替えが面倒だからDay Sling 3 Maxばかり使ってるんだけど…。大は小を兼ねる!
ループが地味に便利
Day Sling 3 Maxには3箇所ループが付いています。カラビナやキーホルダーなどを引っ掛けて使うことができるので、地味ながらも便利です。
フロントポケットの両サイドに1つずつ。止水ジッパーの持ち手も兼ねます。
CIOのカラビナケーブルを付けたり。
暑い日はハンディファンを付けたり。
使用例はこんな感じです。ここに引っ掛けておくとすぐ使えて夏場は本当にお世話になりました。
ループはアイデア次第で活用の幅が広がるね!
カメラバックとしても使える
水筒は入らなくなりますが、代わりにカメラを持ち運ぶのにもちょうど良いサイズで便利です。あまり機会は多くはありませんが、外で撮影するときに使ってます。
カメラはSonyのα7CII。
ただ、カメラを入れるとズッシリ感があり重量が気になるところ。長時間はきついです。
負荷を軽減できなから、カメラバックとしては70点くらいかも。大きさはちょうど良いんだけどね…
強靭な生地で長く付き合っていける
Aer製品の特徴の1つである「1680Dコーデュラ・バリスティックナイロン」の生地の頑丈さも素晴らしいです。キズや汚れがまったく付かなくて、高頻度で使っていても劣化がほとんど見られません。新品同様の綺麗な状態を保ちつつ使い続けることができてます。
その根拠として、同じ生地が使われている5年ほど前に購入したAerのサコッシュ(AER-21019 Sling Pouch ※生産終了)ですが、かなりの頻度で使っているにも関わらず非常に綺麗な状態です。おそらく一生使えるレベルだと感じてます。
お気に入りのアイテムを長く使えるのは嬉しい!
※ただし、内装に関しては外部ほど強靭ではないので、白いタグが汚れてきたりと劣化はあります。
気になるところ
水筒とタブレットを持ち歩けるバッグとしてとても気に入ってます。気になる点はほとんどないのですが、強いて挙げるならフロント裏のポケットが少ないところです。
ポケットがもう少し欲しかった
フロント裏のポケットは2つ付いてますが、両サイドに少しスペースがあるので、ここにもポケットがあると良かったです。エコバッグやちょっとした小物を収納したい場合があるのですが、ポケット不足でメインの空間に転がしておくことになりがちです。
レビューで見かけた気になるところ
個人的には全く気にならなかったのですが、レビューで見かけた気になる点を3つ紹介していきます。
1. 止水ジッパーが開け閉めしづらい
確かに、フロントポケットは止水ジッパーなので開け閉めが重いのですが、持ち手が付いているので不便を感じたことがありません。置いた状態でも、背負った状態でも。ここを開け閉めする際は持ち手をうまく使うのがおすすめです。
2. 肩パッドがない
Day Sling 3 Maxのベルトは肩パッドがないタイプです。「Aer Day Sling 3 Maxはどれくらいの荷物が入る?」で紹介したくらいの荷物であれば、個人的にはパッドがなくても大丈夫です。おそらくAerも不要と判断して付けてないのだと思います。6Lの容量でパッドがあると逆に邪魔かもしれません。
パッドが欲しいと感じる場合、荷物を詰め込みすぎな可能性があります。その場合は9L収納できてパッド付きの「Tech Sling 3」がおすすめです。もしくはリュックの方が良いように思います。
3. バックルが勝手に外れる
公式サイトを見ても対応荷重は記載されていませんでしたが、荷物の詰め込みすぎで重量オーバーなのかも。もしくはバックルの初期不良とか。個人的には勝手に外れたことや不安を感じたことはなく、作りはとてもしっかりしている印象です。
Aer製品をいくつかレビューしていますが、どの製品も細部まで非常に丁寧に作られていて高品質です。僕が実際に使ってみたカバン類の中でも、Aerの品質はトップクラスだと感じてます。問題が生じた場合は、購入先や公式に相談してみるのもおすすめです。
Aer Day Sling 3 Maxはどんな人におすすめ?
こんな人におすすめだよ!
- タブレット(または本やノート)と、水筒を持ち歩きたい人
- 旅行から買い物まで、幅広く使えるカバンを探している人
- 長く使える耐久性の高いカバンを探している人
1. タブレット(または本やノート)と、水筒を持ち歩きたい人
11インチまでのタブレットや本、水筒を持ち歩きたい人の普段使い用におすすめです。もう少し余裕があるため、薄手の上着を入れたり、途中で買った物を入れたりできるので使い勝手が良いです。
タブレットや本も入るので読書好きの方にぴったりです。ぼくはKindle Scribeを入れて、電車や待ち時間などに読書したり、ノートに考えを書き込んだりしてます。
2. 旅行から買い物まで、幅広く使えるカバンを探している人
もともと旅行用に設計されているので、財布やパスポートなどを安全に収納したり、メイン収納は盗難防止のロック機構が備わっていたりと、旅行の貴重品入れとしても大活躍してくれます。
また、普段の食材の買い出しに行く際にも、折りたためるリュックとエコバッグを入れて、この「Day Sling 3 Max」だけで出かけたりしてます。買い物の貴重品入れとしても優秀です。
3. 長く使える耐久性の高いカバンを探している人
耐久性が高いカバンを探している人にもおすすめです。価格は18,700円といいお値段ではありますが、生地が頑丈なため長く使えてコスパは非常に良いです。
買い物、街ぶら、旅行など、幅広く活躍してくれるので、6Lのスリングバッグは1つ持っておくと便利です。ぼくの持っているカバンの中でも、出番がもっとも多いのがこの「Day Sling 3 Max」です。
6Lという容量は汎用性が高くて使いやすいね!
まとめ
Aerの「Day Sling 3 Max」は、普段使いに最適な6Lの容量で、タブレットや水筒、折り畳み傘などを無理なく収納できます。絶妙なサイズ感で、使い勝手が抜群に良いスリングバッグです。
街歩きや散歩、旅行まで、最低限の身軽さを維持しつつも必要なものはしっかり収納できて頼りになります。さらには非常に強靭な生地で、長く付き合っていけるコスパの良さと、どんな服装にも合わせやすいシンプルなデザイン性を兼ね備えています。
ぜひ手に取って機能性の高さを実感してみてくださいね。
今回は以上になります。この記事がカバン選びの参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
また遊びにきてね!