【Anker Power Bank 10000mAh 30Wレビュー】大容量&高性能な小型モバイルバッテリー!
こんにちは!スマホの充電がいつもピンチな青山あお(@aoyamaao_com)です。
PCやスマホをはじめ、スマートウォッチやイヤホン、タブレット、Kindleなど、電子機器はいまや必需品ですよね。
ですが、肝心なときに「電池切れで使えない…😇」といった苦い経験をされた方も多いはず。
僕もよくあります。うっかり前日に充電しないまま寝落ちしてしまい、翌日そのままスマホを持ち出して、気づいた時には電池切れ寸前…。あの時の絶望感は忘れられません。
電池残量2%…13時からソシャゲの大事なイベントあるのにどうすんだ…
影響が趣味のゲームくらいであればまだマシですが、仕事でも使用しているスマホの場合は致命的です。その日は生きた心地がしないでしょう。
そんなときでも、モバイルバッテリーがあれば安心です。さっと取り出して充電することができます。
これにより物理的にだけでなく、精神的にも余裕が持てるようになるので、モバイルバッテリーがもたらす恩恵は想像以上に大きいです。
今回は、僕も愛用しているAnkerのモバイルバッテリー【Anker Power Bank 10000mAh 30W】を紹介します!
コンパクトなのに大容量で使いやすく、カラーも豊富です。
買い替えを検討されている方はもちろん、はじめてモバイルバッテリーを購入する方にもおすすめです。
モバイルバッテリーは1つ持っておくだけで、いざという時にも安心だよ!
それでは早速みていきましょう!
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)の特徴
基本性能
発売日 | 2023年06月30日 |
機能 | モバイルバッテリー |
USB Power Delivery対応 | |
バッテリー残量表示ディスプレイ搭載 | |
容量 | 10000mAh (5000mAh×2) |
接続ポート | USB-C : 2つ、USB-A : 1つ |
出力 | USB-C : 5V⎓3A / 9V⎓3A / 10V⎓2.25A / 12V⎓2.5A / 15V⎓2A / 20V⎓1.5A (単ポート最大 30W) USB-A : 5V⎓3A / 9V⎓2A / 10V⎓2.25A / 12V⎓1.5A (単ポート最大 22.5W) |
合計最大出力24W(複数ポート利用時) | |
入力 | USB-C入力 |
大きさ | 横99mm x 縦52mm x 奥行26mm |
重さ | 約220g |
製品型番 | A1256011 (ブラック) / A1256021 (ホワイト) / A1256031 (ブルー) / A12560V1 (パープル) / A1256061 (グリーン) |
取扱説明書 | Anker Power Bank (10000mAh, 30W) |
充電残量を一目で確認
表面にディスプレイを搭載し、バッテリーの残量や使用状況を即座に確認可能。
最大30W出力で急速充電
USB Power Delivery対応で、最大30W出力で急速充電が可能。
- USB Power Deliveryとは?
- USB Type-Cに対応した給電規格のこと。1つのUSBケーブルで最大240W(48V/5A)の給電が行える。
- 接続するだけで急速充電を自動で行ってくれる。
- 接続機器側は充電器側の供給能力以上の電力を要求しないため、安全に使用できる。
iPhone 15シリーズに約2回フル充電可能
まって、どういうこと?
iPhone15のバッテリーは3349mAhだから、10000mAhならフル充電は約3回できるんじゃないの?
そう考えるのは当然だよね。だけど実は容量の10000mAhすべてを充電にあてることはできないんだ。
そ、そうなの…?詳しく教えて!
モバイルバッテリーで使用されているリチウムイオン電池の電圧は3.7Vなんだけど、USB端子の出力電圧は5Vなんだ。
そのため3.7Vから5Vに変換してからモバイル機器へ給電される。このときに変換ロスが起きるため、実際に充電できる容量は少なくなるんだ。
目安として、充電可能な容量は6〜7割と考えるといいよ。
つまり、10000mAhのモバイルバッテリーで3349mAhのiPhone15にフル充電できるのは約2回というわけさ。
そうだったんだ… 知らなかった…
参考: Anker Magazine – 容量はどれくらいがおすすめ?モバイルバッテリーの選び方
低電流モードに切り替え可能
本体側面にある「バッテリー残量表示」ボタンを2回連続で押すと、「通常モード」と「低電流モード」を切り替えることができます。
低電流モードは左上に緑の点が点灯します。
ボタンを2回押すとモード切り替えできるのは分かったけど、低電流モードってなに?いつ使えばいいの?
低電流モードは、イヤホンやスマートウォッチなどの、ごく小さな電力で動作する機器への充電を安定させたいときに使用するために用意されています。
これらの機器に必要以上の電力で充電を行った場合、過充電を防ぐために機器側が充電を停止させることが稀にあります。
イヤホン側が危険と判断して充電を停止してしまうと、スムーズに充電することができません。
そこで、通常モードよりも少ない電流で充電できる「低電流モード」が準備されているというわけです。これにより、イヤホン側が慌てて充電を停止させることがなくなり、安定して充電を行うことができます。
イヤホンやスマートウォッチなどの小型機器は「低充電モード」、スマホやタブレッドは「通常モード」での充電がおすすめです。
なるほどね!完全に理解した!
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)を実機レビュー
それでは実際にみていきましょう!
中身はこんな感じです。
本体に加えて、Type-C×Type-Cケーブル、ポーチがついてます。ポーチやケーブルを買い足さなくてもそのまま使えて収納袋までできるのは嬉しいですね。
本体はこんな感じです。光沢があり高級感があります。かっこいい。
裏面です。型番や仕様などが記載されてます。
側面には縦長のボタンが1つ。これを押すとバッテリー残量が表示されます。
バッテリー残量表示。1%単位で数値化されているのはめちゃくちゃ親切。分かりやすい。
反対側はなにも付いてません。
3つのポート。Type-Cが2つ、Type-Aが1つ。モバイルバッテリー自体への充電もこのType-Cポートから行います。
ポートの反対側は特になにもなし。
付属のケーブル。Type-C×Type-Cはありがたい。普通のケーブルで可もなく不可もなくといったところです。ややかため。
メッシュポーチ。やわらかいナイロンで何にでも使えそう。地味に嬉しい。
ディスプレイの表示
ディスプレイの表示は大きく分けて2パターンあります。
- モバイルバッテリー本体を充電
- モバイルバッテリーから他の機器を充電
1. モバイルバッテリー本体を充電
電源からモバイルバッテリーに充電しているときは、バッテリー残量の上に雷⚡️アイコンが表示されます。加えて、モバイルバッテリーへの充電があとどれくらいで完了するかの時間も表示されます。この画像だと残り13分ですね。
こんな感じで充電してます。
2. モバイルバッテリーから他の機器を充電
他の機器へ充電しているときは雷⚡️アイコンは表示されません。バッテリーの残量と機器への充電が100%になるまでの時間が表示されます。
iPhoneに充電中です。
サイズ感
サイズは横99mm x 縦52mm x 奥行26mmです。
といってもイメージしづらいので、iPhone15 Pro, iPhone SEと比較してみました。
縦×横は見て分かるように、かなりコンパクトです。
ちっさっ!
次に奥行きですが、2.6cmあり結構分厚く感じます。
少し厚みがあるものの、コンパクトなので片手で余裕で持てますし、ポッケにも入ります。ガジェットポーチやリュックにシュッと収納できます。
公式ページによると、大きさは世界最小クラス(※1)みたいです。
(※1 10000mAhかつUSB-Cポートを2つ備えた3ポート搭載のモバイルバッテリーに関して、Anker調べ/2023年4月時点)
なんか前提条件多いな..
重量
重さを測ってみると、210gでした。
雑に言うとスマホとだいたい同じくらいの重さです。サイズが小さい分、ずっしりと感じます。
価格
定価は税込で5990円です。
僕はAnker公式のセール時に4790円で購入しました。(2023年11月購入)
購入する場合、よくセール対象になっているので、割引されている時を狙うのがおすすめです。
Amazonだと1000円割引クーポンがあるようなので、お得に購入できます。(2024年03月19日時点)
10000mAhのモバイルバッテリーとしては高め
他の10000mAhのモバイルバッテリーを確認してみると、2000〜4000円くらいのものが多いです。なので、クーポンやセールを併用したとしても5000円弱のこの商品は、全体的にみるとお値段高めです。
コスパを重視して1円でも安いものを選びたい場合や、30Wの急速充電が必要ない場合などは、他のモバイルバッテリーの方が良い選択となりそうです。
Anker Power Bank(10000mAh 30W)を購入した理由
僕がこの商品を購入したのは以下のような理由です。
- 用途はスマホ、イヤホン、スマートウォッチ、タブレットへの充電
- デザインやガジェットとしての完成度、所有する満足感も重視
- 長く使いたい: Ankerの補償が2年付いていて最低でも2年は使う予定なので、安心して使える、使い勝手がいいものを選びたかった
- 信頼性: 以前もAnkerのモバイルバッテリーを使っていて、長期間(5年以上)問題なく使えていた(AnkerPowerCoreII 10000)
- 安全性: モバイルバッテリーは一歩間違えれば火災に繋がる危険性があるもの。よくわからないメーカーよりも、信頼できるメーカーのものを選びたい
参考になれば嬉しいです。
仮に、何も考えずこの商品を選んだとしても問題はないでしょう。一般的な用途であれば性能を持て余すことはあっても、不自由はしません。カラバリも豊富ですし、よくできていて使いやすいです。最初の1台としてもおすすめです。
実際に使って感じたメリット
コンパクトで使いやすい
こんなに小さいのに、電子機器への充電がこれ1つで網羅できて荷物を最小限に抑えられるようになったのはかなり大きいです。
10000mAhの大容量でいざというときも安心
誰にでも充電を忘れることはありますよね。それに、想定外のケースで充電が必要になることもあるはず。
例えば、
- 出先で時間潰すためにゲームしていたら、夢中になって充電がなくなった
- Kindleをリュックに入れっぱなしで、いざ読もうとしたら電池が尽きていた
- 友達や家族が充電を忘れて困っている
などなど。
自分のピンチだけでなく、まわりに困ってる人がいるときもモバイルバッテリーは頼りになります。
1つ持っておくと、生命線とも言える電子機器のバッテリーに保険をかけれるので、いざというときも安心です。僕にとっては必須アイテムの1つになってます。
電池残量と充電時間が数値化されていて分かりやすい
1%単位の数値表示とグリーンのバーでバッテリー残量の視認性のよさが抜群です。加えて、残り時間も表示されるので、とても親切で分かりやすいです。
ディスプレイの境界がまったく分からないのもデザイン性が高くておしゃれです。すごい。
すべすべで手触りがいい
毎日使うものなので、手触りが悪いと最悪です。その点、この【Anker Power Bank (10000mAh 30W)】はすべすべで手触りがいいので、気持ちよく使うことができます。
Anker製品なので長期保証やサポートが付いていてで安心して使える
あまりにも普及しすぎて忘れがちですが、本来、充電器や電源というのは大きなエネルギーを扱っているので、一歩間違えれば事故や火災につながる危険なものです。
Ankerは常に安全性を追求し続けているだけでなく、購入前後のサポートや長期間の品質保証など、あらゆる面でユーザーが安心して使用できる商品・環境づくりに尽力している企業です。身近に置いて毎日使うものだから、安心感や信頼性は重要です。
自宅でも出番が多い
自宅ではiPadを愛用していて、四六時中、肌身離さずと言っていいほど使い続けてます。なので充電も頻繁に行う必要があるのですが、この【Anker Power Bank (10000mAh 30W)】はiPadとの相性も抜群です。
iPad Pro 12.9インチ + Smart Keyboard Folioを使っているのですが、なんと隙間にスッポリと入れ込むことができます。
これにより作業や行動範囲が制限されることがないので、とても重宝してます。
デメリット、気になるところ
MacBookProなどの高性能PCにはパワー不足
そもそもMacBookPro向けに作られていないので当たり前なのですが、MacBookProを充電するにはパワー不足です。
この場合は次のような、より高性能なモバイルバッテリーが必要になります。
InputとOutputを同じポートから行うので戸惑った
充電(Input)するときと給電(Output)するときに使用するポートは、同じType-Cのポートになります。
以前のモデルはポートが分かれていたので、最初はどこから充電するのか分からず戸惑ってしまいました。
分かってしまえば、2つのポートが1つに集約されているので、むしろただのメリットですね。
製品名が複数存在して分かりにくい
販売ページの製品名は「Anker Power Bank (10000mAh, 30W)」となってます。
一方、本体に刻印されている製品名は「Anker 533 Power Bank (PowerCore 30W)」です。誰?
同様に、取り扱い説明書も「Anker 533 Power Bank (PowerCore 30W)」となってます。
どちらかが間違いで、どちらかが正解なのか、正式名称は何なのか。気になったのでサポートに確認してみたのですが、次のような結果でした。
- どちらも正しい名称
- 製造時期によって複数の表記が存在する
- 現在は「Anker Power Bank (10000mAh, 30W)」表記
とのこと。
名称が複数あると調べる時に不便なんですよね。似たような名前も多いし。
Anker製品、固有名詞を付けるなどして名前をもう少しわかりやすくしてほしいところ…。
付属のポーチやケーブルは最低限
ケーブルとポーチが付属してますが、最低限レベルです。
特にポーチは深さが足りていなくて、収納すると結構ぎりぎりです。
収納後、しっかりと口を絞っておかないと飛び出します。この辺の作りがちょっと雑だと感じました。
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)と相性のいいアイテム
ケーブル
まずはケーブルです。付属品も使えなくはないのですが、ケーブルが硬めで使い心地はあまりよくありません。
個人的におすすめなのが以下の2つです。
- 短くて使いやすいもの
- シリコン製で取り回しが楽ちんなもの
短いケーブルは1本持っておくと意外と出番が多くて便利です。卓上で距離が近い機器を充電する際に、ケーブルが必要以上に長いと邪魔になることが多いので。
シリコン製のケーブルはとにかく取り回しが楽で、絡まないし、使ってて気持ちいいです。普段使いに最適で、すべてのケーブルをこれにしたいくらいです。
これらのケーブルは以下でレビューしているので、よかったらチェックしてみてください。
ケーブル内蔵タイプもある
モバイルバッテリーとケーブルが一体となった「Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)」も発売されてます。
ケーブルが組み込まれているので別に持ち歩く必要がなく、ケーブル部分をストラップ代わりに使えたりと便利です。
持ち物を減らせたり、使い勝手が向上していたりと、進化版と言えます。
予算に余裕がある場合はこちらを検討するのもおすすめです。
Apple Watch充電器
Apple Watchへの充電は専用の充電器が必要になります。おすすめは「CIOのSMARTCOBY DUAL」です。
Apple Watchの急速充電器とモバイルバッテリー機能を兼ね備えています。
これさえあればApple Watchのバッテリー残量の心配がなくなるのでとても便利です。
収納ポーチ
ガジェットポーチの選択肢は無限にあるので、好みのもの、使いやすいと感じるものを選ぶのがいちばんです。
このブログでも様々なポーチを紹介しているので、よかったら参考にしてみてくださいね。
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)レビューまとめ
今回は「Anker Power Bank (10000mAh, 30W)」を紹介しましたがいかがだったでしょうか。
- 使いやすいモバイルバッテリーを探している人
- 安心して使えるモバイルバッテリーを探している人
- 急速充電に対応したモバイルバッテリーを探している人
- どのモバイルバッテリーを買えばいいか分からないけど、失敗はしたくない人
- 1円でも安いコスパのいいモバイルバッテリーを探している人
- 30Wの急速充電は必要ない人
最後までみてくれてありがとう!また遊びにきてね!