abrAsus(アブラサス)「薄い財布」を徹底レビュー!メリット・デメリットを正直に解説
ポケットに入れた財布がモコモコ膨らんで気になる。そんな悩みを解決するために生まれたのが、abrAsusの「薄い財布」です。

厚みは未収納時で約7mm、フル収納でも約13mm。革のパーツを極限まで減らした特許構造と、熟練の職人による仕立てによって、財布の概念を塗り替える薄さを実現しています。

今回は、この「薄い財布」を詳しくレビューしていきます。

abrAsus 薄い財布をレビュー
「薄い財布」はabrAsusの原点となった財布で、男性人気No.1のベストセラーかつロングセラー製品です。

この財布は、カバンに入れて持ち歩くというよりも、ジャケットやパンツのポケットに直接入れて持ち運ぶスタイルを前提として作られています。
ポケットの中で財布がモコモコと膨らんでいると、動くたびに違和感が出ますし、シルエットが崩れて見栄えも良くありません。
そこで誕生したのがポケットの中で究極に快適な「薄い財布」です。

女性はバッグを持ち歩く人が多いけど、男性は手ぶら派が多いから人気なのも納得だね!
カジュアルな服装ならいいけど、スーツだとスリングやサコッシュも合わせにくいから、薄いのはありがたい!
薄い財布の魅力
「薄い財布」の魅力は名前の通り、圧倒的な薄さです。

一般的な二つ折り財布と比較すると、厚さはおよそ半分以下。並べて見比べるとその差は一目瞭然です。

厚みだけでなく、縦横のサイズもひと回りコンパクト。ポケットに入れたときの存在感が全く違ってきます。


※比較しているのは、標準的な構成のARALDIの2つ折り財布です。


この財布、気に入ってたけど、最近は支払いのほとんどがキャッシュレスだから無駄が多いんだよね…。収納力がある分、余計な物をつい入れてしまうし…
薄い財布の構成
「薄い財布」を開いたときの構成は以下の通りです。こんなに薄いのに、カード、お札、小銭、鍵といった必需品の収納スペースはしっかり確保されています。

| お札 | 10枚 |
| 小銭 | 999円 (約15枚) |
| カード | 5枚 |
| その他 | 隠しポケット付き カード1枚+鍵を収納可能 |
| 大きさ | 横9.5cm、縦9.8cm、奥行0.7cm |
| 重さ | 50g |
これだけの収納を持ちながら7mmという薄さを実現しているのは、細部まで詰められた設計の工夫によるものです。
たとえば、隠しポケットのフラップ(蓋)部分や、左下のお札を挟み込むクリップ部分は、折りたたんだ際に厚みが出ないよう、対応する箇所が凹ませてあります。しかもこの凹みは、カードを取り出しやすくする切り欠きとしても機能しており、一切の無駄がありません。

さらに、折りたたんだときにカードやお札と重ならないよう、小銭入れは右端に配置されています。

すべてのパーツが機能的に配置され、一覧性の高さと使い勝手の良さも高い水準で両立されています。使い込むほどに設計の妙が実感でき、「なるほど、よくできてるな…」という満足感を感じずにはいられません。


単純に、薄い代わりに収納スペースが犠牲になってるのかと思ったけど、構造の工夫や技術力でカバーされているのは嬉しい誤算だね!
それでは、次は各部位を詳しく見ていきます!
カード入れ
まずはカード入れから見ていきましょう。ここには5枚のカードを収納できます。

横から見ると、カードを差し込むだけのシンプルな構造になっています。

実際に5枚のカードを入れてみました。余裕を持って収納でき、飛び出す心配もありません。

注意点として、カード入れには「フラップ」や「ボタン」といった落下防止機構はありません。革のテンションと摩擦力のみでカードを固定する設計です。

左側には切掛けが付いているので、親指を使って簡単にカードを押し出すことができます。この切掛けの位置が絶妙で、片手で持っていても押し出しやすいように調整されていて、とても使いやすいです。
左側には切り欠きが入っており、親指でカードを押し出せる仕組みになっています。切り欠きの位置が絶妙で、片手で持ったままでもスムーズに押し出せるよう調整されていて、非常に使い勝手が良いです。

右側の切り欠きは大きめに作られているため、こちらからカードをスライドさせて引き出すこともできます。慣れてくると、使用頻度の高いカードを一番上に入れておけば、財布を閉じた状態のままサッと取り出せるようになります。

逆向きの方が使いやすい人向けに、「左利き用」も用意されてるよ!
※今回レビューしているのは通常版(右利き用)です。
収納したカードは落下のリスクがある?
気になるのが「収納したカードが落下しないのか?」という点です。
実際に検証してみたところ、1〜2枚だけ収納した場合は余裕があるため、出口側を下向きにして振るとカードが抜け落ちてしまいました。

一方、3枚以上収納している場合はしっかりとホールドされ、抜け落ちる心配はありませんでした。意図的に強く振らない限りは問題なさそうです。

これは、一般的な財布のカード収納が「1枚用」に設計されているのと同じ考え方です。1枚用でも落下防止機構はありませんが、カードが落ちることはほぼありません。「薄い財布」はこれを、厚みを抑えるために革の仕切りを排除し、「5枚用」として再設計したものと考えられます。

ここで注意したいのが、「薄い財布」のカード収納枚数の幅です。
一般的な財布の1枚用であれば、「1枚入れるか、入れないか」の2択なので、収納時は常に最適化された状態にあります。
しかし、最大5枚となると、0〜5枚の幅が生まれ、ホールド力にムラが出てしまいます。
つまり「薄い財布」のカード入れは、5枚のカードを収納する前提で設計されていることを理解した上で使うのがポイントです。
逆に言えば、「収納枚数を5枚から減らすほど、カードが抜けるリスクが増える」ということになります。


ちなみに、5枚収納した状態はかなりキツめだから、落下のリスクはほぼないよ!
また、革は伸縮する素材なので、長期使用による変化も考えられます。
大きな力が加わったり、革が破損したりしない限り、一朝一夕で緩むことはないはず。カード落下に繋がるほどの緩みには必ず前兆があるので、「少し緩くなったかも…?」と感じたら、使用を中止して修理に出すのがおすすめです。

気になる部分もあるけど、それを許容できるくらい機能的で使いやすいカード収納だよ!設計上のトレードオフを把握して、うまく使いこなしたいね!
小銭入れ
次は小銭入れを見ていきましょう。
小銭入れは、カードやお札と重ならないように、ずらして下部に配置されています。

左右2箇所のボタンで固定される設計です。開くと、浅めのコイン収納スペースが現れます。

内部はこんな感じです。

深さは、最大サイズの500円玉を入れると頭が少しはみ出るくらい。

頭ははみ出るものの、折りたたむための余裕はしっかり確保されており、邪魔になることはありません。

収納できるコインは合計999円まで。「小銭を大量に持ち歩く」というより、「どんなお釣りが来ても対応できる収納量」という設計思想です。


1円の商品を1000円札で支払ってもOK!
実際に999円分の小銭を収納してみました。

閉じた状態がこちら。中央付近に厚みは出ますが、思ったよりも控えめな膨らみに収まっています。

小銭を多く入れると中央付近が最も膨らむため、厚みを抑える工夫として、ボタンは中央を避けて両サイドに配置されています。

膨らみ具合を比較するため、側面からも撮影してみました。


ここで一つ注意点があります。一般的な財布であれば、お釣りを受け取った際はジャラジャラ〜とそのまま流し込むことができました。

しかし、薄い財布は収納スペースが細長く限られているため、お釣りの量が多いと少し気を使う場面が出てきます。量が少なければ問題ありませんが、多い場合は差し込むように、並べるように収納する必要があり、会計後に若干手間取ります。

小銭入れを別の用途で使うこともできます。例えば、鍵やAirTagなどの収納にも利用可能です。鍵は後述する隠しポケットにも入りますが、小銭入れに収納するとスッキリ収まり、取り出しやすさも抜群なのでおすすめです。


AirTagはやや微妙な収まりですが、一応収納できます。閉じた時にポコっと跡が出てしまうので気になる人もいるかもしれません。ギリギリ運用可能といったレベルです。


小銭は持ち歩きたくないけれど、自動販売機などで飲み物を買う機会が多い場合は、お札を折りたたんで入れておき、購入後のお釣りだけを収納する、という運用もできます。


お札はお札入れに入れればいいんだけど、色々な使い方ができる例として挙げてみたよ!
お札入れ
カード入れの裏側に、お札を差し込めるスペースが設けられています。右側の2箇所で固定する設計になっており、お札が抜け落ちる心配はありません。

千円札と一万円札を差し込んでみました。右端を上下2箇所のクリップで、左側をカード入れで挟み込む構造なので、万が一にもお札が抜け落ちる心配はありません。




お札の公式な収納枚数は10枚ですが、試しに15枚を詰め込んでみました。

お札は軽く曲がるものの、はっきりとした折り目が付くことはありませんでした。

15枚入れた状態で閉じてみましたが、思ったよりも膨らみは控えめです。10枚までが正規の容量ですが、いざという時にある程度の余裕があるのは安心材料です。


お札をスッキリ収納できて、折り目もつかないし、お札を多めに持ち歩きたい人でも安心だね!
隠しポケット (鍵・交通系IC入れ)
お札固定用のフラップの背面が、隠しポケットになっています。

内部はシンプルなマチなしポケット。カード1枚と小物を収納できる構造です。

交通系ICカードやタッチ決済対応のクレジットカードを収納し、財布を閉じたままタッチして使う用途を想定した設計です。

鍵もここに収納できます。

カードと鍵を両方入れておくことも可能です。

入り口が狭いため、カードは出し入れしづらい構造です。入れっぱなしで使うカードに向いています。

現金はほとんど使わないけど、念のためにお札を忍ばせておきたい、という場合の収納スペースとしても便利です。


隠し部屋みたいでワクワクするね…!推しの写真をこっそり入れておくのもいいかも…
薄い財布の開閉ロック
薄い財布は、先端部分を小銭入れの裏側に差し込むことで固定されます。ジッパーやボタンを使わない独自の仕組みなので、開閉がスムーズで使用感も快適です。



abrAsusの財布は色んなギミックがあって楽しいね!
フル収納でも薄さは健在?
たくさん収納しても「薄い財布」は薄いままなのか、限界まで詰め込んで検証してみます。収納するのは以下の通り。
- お札15枚
- コイン999円
- カード5枚
- カード1枚 + 鍵

各ポケットを閉じてキレイに収納すると、スッキリとした印象に仕上がります。

表側はデコボコ感もなく、ほぼ変化なし。

手に持った感じは、コインやカードの重みが加わりましたが、コンパクトなサイズ感はそのまま。扱いやすさに大きな変化はありません。

お札15枚とカード5+1枚で厚みは増しましたが、「膨らんだ」という印象はなく、スッキリまとまっています。


ここまで収納しても薄さを保てるのは、abrAsusが取得している特許構造の恩恵です。一般的な二つ折り財布は、折りたたむとカード入れと小銭入れが重なって10〜20枚もの革が折り重なってしまいますが、薄い財布はカードと小銭入れを平行に配置することで、重なる革を最大5枚まで削減しています。これが、どれだけ詰め込んでも薄さを保てる秘密です。

薄いだけではなく、使いやすさも秀逸です。上を開けばお札とカード、下を開けば小銭に、瞬時にアクセスできます。しかも片手で操作できるため、会計時のスムーズさは格別。


カード収納の左側にある切り欠きも、指を添える位置として絶妙です。無理のない自然な動作で、カードを押し出せます。まさに圧倒的な使いやすさです。


すっきり収納できて使いやすい。めっちゃええやん。
さらに驚くのが、最大まで詰め込んだ薄い財布と、空の一般的な二つ折り財布を並べてみると、それでもまだ薄い財布の方が若干薄かったのです。薄い財布の実力がよく分かる瞬間です。

右側の財布、空です。中身は入ってません。

逆に同じ内容物を一般的な二つ折り財布に入れてみました。

すると、とんでもない厚みに。薄い財布が空の状態で、二つ折り財布はその4倍以上の厚みがあります。


この厚み、ポケットには入れられないな…
追加モジュール「薄いカードケース」
カードが5+1枚では足りない人向けに、最大10枚のカードを収納できる「薄いカードケース」が用意されています。

それぞれを単体で使うのはもちろん、必要に応じて薄い財布に取り付けることもできます。


合体分離システム搭載の財布なんて最高やん…
薄いカードケースとは?
薄いカードケースは、「薄い財布」のカード収納力を補うためにユーザーの要望から生まれた製品です。
薄い財布は「本当に必要なカードしか持ち歩かない」というコンセプトで設計されているため、カードの枚数がどうしても限られてしまいます。そのため「薄い財布と一緒に使えるカードケースが欲しい」という声が多く、それに応える形で誕生しました。

その名の通りコンパクトな片手サイズで、カードを10枚収納できます。薄い財布と一緒に使う前提で作られているだけあって、両者の相性は抜群です。

構造は非常にシンプル。上部にボタン留めのフラップがあり、ポチッと簡単に開きます。

フラップは背面全体を覆うカバーと連動しており、ぐるっと開くとカード収納部が顔を出します。


フラップの裏側は薄さを優先するため裏地を設けず、革そのままの状態。革本来の質感や手触りを楽しめる一方、最低限の処理しか施されていないので、ここは好みが分かれるかもしれません。

カードホルダーは底にストッパーが付いているだけのシンプルな構造です。


実際にカードを10枚収納してみました。カードホルダーは厚手の革で補強されているため、カードが折れたり名刺が曲がったりする心配はありません。


カード収納部の切り欠きは大きめなので、カードを押し出しやすい設計です。

カードホルダーとフラップのみで構成されており、無駄なポケットは一切なし。この潔さがabrAsusらしいところです。必要以上の厚みもなく、シンプルかつコンパクトに収まります。操作は「カードを取り出す・収納する」の2つだけなので、迷う余地もありません。

カードだけでなく、名刺入れとしても活躍するので、ビジネスシーンでも重宝します。

薄いカードケースの取り付け・取り外し手順
取り付け方はとても簡単です。
薄い財布のカード収納とお札収納の間には、フラップを差し込むための隙間が設けられています。

フラップを開いた状態で、ここに差し込みます。

矢印型のフラップがストッパーの役割を果たすため、一度取り付ければ抜け落ちる心配はありません。

ボタンで固定すれば、取り付け完了です。


超・絶・合・体・完・了!これが薄い財布の全力だ!!
取り外す際は、ストッパー部分を丸めて引き抜くだけ。こちらも簡単に分離できます。

合体させることのメリットは、バッグの中で分離しないよう一体化させて管理できること、財布と名刺を一元管理できること、サブや予備を含めた大量のカードを持ち歩ける非常時対応などがあります。一方のデメリットは、薄い財布最大の武器である「薄さ」が失われてしまうこと。

もちろん、それぞれを単体で使っても、これまで説明した通り非常に使いやすいです。まとめて管理するために装着したり、身軽に単体運用したりと、選択肢の多さは嬉しいポイントです。


ところでこれ、本当に合体させる必要あるんかな…
……と、使ってみて気になったので、薄いカードケースの公式サイトの説明をよく確認してみたところ、合体機構についてしっかり言及されていました。
「あくまでおまけの機能」と。


絶対合体させたかっただけじゃん…
…カードが足りなくなったら追加できる拡張性も薄い財布の魅力の一つですね。それでは、最後に薄い財布のメリット・デメリットをまとめていきましょう。

薄い財布はどうだったかな?
メリット・デメリットをまとめるよ!
薄い財布のメリット・デメリット
- 薄い、軽い、コンパクト
- 小銭、お札、カード、鍵をすべて収納できるオールインワン型
- 限界まで詰め込んでも一般的な財布(空)よりコンパクト
- ポケットに入れても邪魔になりにくい
- 特許構造により、どれだけ詰め込んでも薄さを保てる
- 切り欠きやボタン配置など、細部まで考え抜かれた設計で使いやすい
- 「薄いカードケース」を組み合わせればカード収納を拡張できる
- カード落下のリスクが0%ではない
- 収納量が限られるため、持ち歩くものを厳選する必要がある

厳選する必要があるのは一見デメリットのようだけど、「必要な物だけを厳選して持ち歩く」という合理的な習慣が身に付くから、メリットとも言えるね!
まとめ
薄い財布は、「薄さ」という一つの目的のために徹底的に設計された財布です。特許取得済みの独自構造により、小銭・お札・カード・鍵をすべて収納できるオールインワンでありながら、最大13mmという圧倒的な薄さを実現しています。

単に薄いだけでなく、カード入れの切り欠きの位置、小銭入れの配置、隠しポケットの存在まで、細部にabrAsusの設計思想が詰まっています。使い込むほどに「なるほど、よくできているな…」と唸らされる、奥の深い一品です。
- ポケットに財布を入れて出かけることが多い人
- スーツや綺麗めな服装のシルエットを崩したくない人
- 「本当に必要なもの」だけを厳選して持ち歩きたい人
- キャッシュレス派だけど、現金にも最低限対応したい人
- 一つの用途を極めたプロダクトに魅力を感じる人
- カードを10枚以上持ち歩きたい人
- 小銭をたくさん溜めがちな人(999円以上入らない)
- 蓋やボタンで完全に固定されていないと不安な人

いきなり中身を厳選するのが不安なら、「仕事のお昼用」や「買い物用」など、特定のシーンで使うサブ財布として導入してみるのもおすすめだよ!
「本当に必要なもの」だけを厳選して持ち歩く習慣が身につくと、身も心も軽くなって、毎日が少しだけ快適になります。薄い財布は、そんなライフスタイルへのきっかけになってくれます。
