Aer Pro Pack 24L(AER-61002)をレビュー!快適な使い心地を追求した超高品質なリュック!
こんにちは。青山あお(@aoyamaao_com)です。
AerのDay PackやTech Packはカッコいいけど、あまり荷物が入らなくて重くて固いから合わなかった…。という口コミを目にしました。
確かに、Aer製品は「ミニマリスト向けのリュックを創造することを目指している」と公式サイトに記載されている通り、荷物の多い人には容量不足に感じたり、強靭な生地が使いにくさを感じさせることもあると思います。
そこでおすすめしたいのが、今回紹介する「Pro Pack 24L」です。
このバックパックは、Aerの代名詞とも言える「1640Dコーデュラバリスティックナイロン」を一切使用せず、代わりに全面「840Dコーデュラリサイクルナイロン」を採用しています。
これにより、重量を抑えつつ24Lの容量を実現しており、生地も柔らかいため使いやすさが向上しています。
また、手に取った瞬間に恋に落ちてしまうほど、品質が非常に高いです。
これまでのAer製品は特定の層に向けて特化していましたが、「Pro Pack」は一般層に向けて使いやすさを重視して設計されていると言えます。
Day PackやTech Packは合わなかったけど、かっこいいAer製品を使用したい!という方には強くおすすめできる素敵なリュックに仕上がっています。
この記事では「Pro Pack 24L」を詳しく紹介してるよ!
Aer Pro Pack 24Lの概要
名称 | Pro Pack 24L |
商品コード | AER-61002 |
価格 (税込) | 45,100円 |
大きさ | 高さ47cm, 横幅31.5cm, 奥行19cm |
重さ | 1270g |
容量 | 24L |
対応PCサイズ | 16インチまで |
Aerとは?
Aerはサンフランシスコ発祥のクラウドファンディングから生まれたブランドです。
Aerという名前は、次の3つの頭文字をとって命名されています。
- 「Authentic」 : 本格的な・本物の・信頼できる
- 「Enduring」 : 長期間続く・永続的な・辛抱強い
- 「Reliable」 : 信頼できる・頼りになる・確かな
これらはプロダクトにも反映されており、Aerが手がける製品は、信頼性や耐久性、実用性に優れた高品質なものばかりです。
Aerの製品
Aerは「Simplicity(シンプル)」「Utility(実用性)」「Durability(耐久性)」というDNAのもとに、都市生活を前提として、機能的でデザイン性に優れたミニマリスト思考の製品を開発しています。さらに、アスリートや旅行者、ビジネスなど、さまざまなシーンに対応したコレクションも展開しています。
どんなシーンにも対応するAerの製品は、スタイリッシュかつ機能的で、毎日の生活をより快適に、より豊かなものに変えてくれる魅力があります。
Aer Pro Pack 24Lの特徴
Pro Pack 24Lは都市で働くプロフェッショナル向けにデザインされたPro Collectionのひとつ。ほとんどのAer製品に使用されている1640Dコーデュラ・バリスティックナイロンを一切使用せず、840Dコーデュラ・リサイクルナイロンを全面に採用することで「軽さ」や「使いやすさ」が向上しています。スマートなデザインで日常使いからビジネスシーンまで対応可能な汎用性の高いバックパックです。
次のようなポケットを備えており、用途別に整理して荷物を収納できます。
- ガジェットを整理して収納できるフロントポケット
- アクセスしやすいトップポケット
- 大容量のメイン収納
- 16インチまでのノートPCに対応したPC用ポケット
- 両サイドのドリンクホルダー
体への負荷にダイレクトに影響するバックパネルやストラップには、厚手のクッションが使用されているため、重い荷物を収納しても快適な背負い心地を実現します。
Aer Pro Pack 24Lを実際にレビュー!
それでは実物をレビューしていきます。
外観
まずは全体の外観から見ていきます。少し丸みをおびたシルエットで、全体は黒で統一されています。しっかりした素材感で品質の高さがひとめで分かります。
全体の生地には一貫して840Dコーデュラ・リサイクルナイロンが採用されています。拡大してみると目の細かいナイロンが編み込まれているのが分かります。
正面の上部にはさりげなくAerのロゴが貼り付けられてます。
背面も黒一色です。ショルダーストラップ(右側)にもAerの白いロゴが入っていて目を引きます。
左サイドにはドリンクホルダーと、その下につかみやすいようにハンドルが付いています。
右サイドにもドリンクホルダーとハンドルが付いていて同じ作りです。左右対称だと利き腕に関係なく自由に収納できるので使いやすいです。
シンプルで統一感のある外観でかっこいいです。
底面は平らになっているため自立性も高いです。ハンドルも付いているので底面から持ち上げることも可能。上部や左右のハンドルと比べると薄手の素材で、地面に接触することを考慮して安定性や耐久性が優先されてそうです。
上部から見ると、各収納のジッパーが4つあります。真ん中には太くて厚手のグラブハンドルがあり、持ちやすいです。
ジッパーやジッパープルもしっかりとした作りで引っ掛かりは一切なく、とてもスムーズに開閉できます。品質が非常に高いです。
ジッパープルをクロスさせることで簡易的なロック状態にすることも可能です。カラビナや南京錠をつかえばより強固にできます。
自立性
何も入れていなくても自立します。一般的なリュックと比較すると安定性は十分に高いです。
ですが、Day Packなどの1640Dコーデュラバリスティックナイロンを全面に使用している他の製品と比べると、生地が柔らかいため安定性は落ちます。Day Packの自立性が高すぎるという話もありますが…。
フロント収納
次にフロント収納を見ていきます。
高さ22cm, 横幅18cmほどで、フロント面の上半分が収納になっています。
同様に、フロント収納のジッパーの可動域は上半分までになってます。
ジッパーを開くと各種ポケットがあります。左の黒いポケットはストレッチが効いたメッシュポケットになってます。
ジッパーポケット内にはキーチェーンが内蔵されています。
AirTagを収納できるポケットも用意されています。ここもストレッチが効いたメッシュポケットです。
ガジェット類の収納例です。大きめのアイテムもしっかりと収納できます。
メイン収納
メイン収納はジッパーが底まで続いていて、ガバッと開けるクラムシェル型になってます。
扉側の裏側にもジッパー収納があるので、帽子やマフラーなどのちょっとした物を入れておくのに便利です。
このポケットは1部屋のシンプルなものです。
底面までジッパーが続いてます。荷物の出し入れが快適に行えます。マチが12cmほどあるため収納力も高いです。
メイン収納はBOX型のシンプルな構造なので、大きいものでもスッポリと収納できます。
上部はトップポケットの収納部分で、メイン収納とスペースを共有してます。
下部には収縮性のあるポケットが付いているので、大きめの書類や雑誌、小物類などを収納できます。
ファイルケースなどを入れてもいいですね。
収納の例として、ガジェットポーチ3つ、折り畳み傘、ペンケースを入れてみました。
10リットル分の衣類と350mlの水筒を追加するとちょうど良くおさまります。
これだけ収納しても余裕をもってジッパーを閉めることができます。
トップ収納
トップ収納はジッパーで端から端まで開くことができます。中には、横一面のポケットと、その半分のポケットが2つ付いています。
横一面のポケットは広々としていて、A5サイズのノートがギリギリ入る大きさです。
ポケットが2つ付いているので財布やスマホなど整理して収納できます。
トップポケットは結構な容量があり、Aerのサコッシュと同じくらいの収納力があります。
例えば、以下のような物がすべて収納できます。
サコッシュに収納すると以下のようになります。
トップポケットも同じように収納できます。アクセスしやすいので、よく使うものを入れておくと便利です。
注意点として、トップポケットはメイン収納とスペースを共有しています。トップポケットに物を入れすぎると、メイン収納の上部が圧迫されます。逆に、メイン収納に物を詰め込みすぎるとトップポケットが圧迫され、マチが確保できずに使いづらくなります。
PC収納
PC収納スペースはポケットが2つあります。
一番奥は厚手のクッションに守られたノートPC収納スペース。16インチまで対応してます。
手前側には収縮性のあるポケットが1つ付いてます。
15インチMacBookを入れてみました。PC収納スペースは全体的にマチが少なくて余裕がありません。ちょっと収納しづらいです。
収縮ポケットにiPad 12.9インチを入れてみました。狭くて入れづらいです。
さらに頑張ればA5ノートが1つ入りました。一応入るものの、無理やり入れてる感があります。
PCが不要であれば、ファイルケースやルーズリーフノート、本などを入れてもいいですね。
背面
背面を見ていきます。フロント面同様にしっかりと丁寧に作られてます。右ストラップにはAerタグが付いてます。全身が黒で統一されていて、白いのはこのタグだけなので存在感があります。
背面の左右には厚手で通気性のよいクッションパネルが一面に張り巡らされています。中心にはラゲージパススルー用のハンドルが搭載されてます。
拡大すると、通気性がよさそうなメッシュ素材であることがわかります。指で押してみると、弾力があり、ブニブニとしていて気持ちいい感触です。
ショルダーストラップも同様の素材が採用されてます。
根本から先端までしっかりとしたクッションが入っているので、背負ったさいの負荷を軽減してくれます。
チェストサポートベルトはスライド式で位置を調整できます。
位置を簡単に上げ下げできます。
チェストサポートベルトの接続はマグネット式になっています。
取り付け・取り外しが簡単に行えるためストレスフリーで活用しやすいです。
コキカン(紐の調整金具)はAerロゴが刻印されていてかっこいいです。作りもしっかりしていて調整しやすく、緩みません。
ドリンクホルダー
両サイドのドリンクホルダーを見ていきます。
蛇腹状の折りたたみ式で奥行きが作れる仕組みになっていて、それを強力なゴムでサポートしてます。
ゴムが強力なので、収納する際に少し力を加えて入り口を確保する必要があるのが難点。
ドリンクホルダーの底は穴が空いていないので、水気やゴミがたまりやすいです。
縦長なので、500〜600mlくらいの水筒に最適です。
折り畳み傘もスッポリおさまります。
両サイドに収納すると、せっかくのスマートな形状が損なわれてちょっとカッコ悪い気もします…
やはりドリンクホルダーには何も入れない方が形がスマートですね。
Pro Pack 24Lってどれくらい収納できるの?
以下のものがすべて収納できました。
- 600ml 水筒 – タイガー魔法瓶 MKB-T060KK
- トラベルポーチ – Bellroy Toiletry Kit Plus (Dopp Kit Plus)
- ガジェットポーチ1 – Aer Cable Kit 2
- Mac Book Pro 15インチ
- iPad Pro 12.9インチ
- A5ノート – 博多の森Leather
- 電源タップ – Anker 615
- 折り畳み傘 – Knirps
- マスクケース – Regile シャットポーチ
- ペンケース – コクヨ ネオクリッツ
- iPhone 15 Pro + Anker スマホリング
- Apple Watch充電器 – CIO Smartcoby Dual
- NANOBAG
- 有線イヤホン – Sennheiser IE 300
- 鍵ケース – Orbitkey キーオーガナイザー
- 無線イヤホン -SONY WF-1000XM4
- Type-Cケーブル3本 (Thunderbolt4, PowerLine III Flow, Anker331)
- モバイルバッテリー Anker Power Bank (10000mAh, 30w)
- 財布 – ALPAKA ジップポーチ
- メモ帳 – RHODIA A7
- ポケットティッシュ – ボナベンチュラ ティッシュケース+ スコッティ カシミヤ
- ハンカチタオル – 今治タオル
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上記すべて収納したあとの形状はこんな感じです。
横から見ると、フロント収納の重さで少し反っているのが分かります。
フロントの収納は上半分に限られているので、下部はへこんで見えますね。
寝かせるとよく分かります。フロント収納にたくさん入れると、形がいびつでカッコ悪くなってしまいます。
気になる場合は、フロント収納はあまり詰め込みすぎず軽いものや小さいものにとどめておくのがおすすめです。トップポケットによく使うガジェット類を移してもいいですね。
買ってよかったところ
どこにでも持っていける汎用性と品質の高さがある
Pro Pack 24Lを使って感じたのは、「Aerっぽくない」と「品質がめっちゃいい」でした。
「Aerっぽくない」は良い意味で、従来のAer製品にあった尖った特性が排除され、これまでとは異なるアプローチで一般層に向けて開発された製品だと感じました。
大切なガジェットを守るという意味では厚手で強靭な生地の方が優れていると思いますが、それ以外の日常用としてはややオーバースペックで重さや収納容量の少なさが気になっていました。その辺をうまく解消し、軽量化と容量増加を実現しています。
ラフに遊びに出かけたり、日常使い用としては、雑に使える汎用性の高さという点でPro Pack 24Lは最高レベルのリュックだと思います。
手に取ってみるとよくわかるのですが、全体的な品質の良さは目を見張るものがあります。どこを見ても丁寧にしっかりと作られていて、惚れ惚れするほどです。
「Aer製品を試したけど合わなかった」という人にも気に入ってもらえると思います。高品質なリュックを探している場合は試す価値はあると断言できます。よかったらチェックしてみてください。
収納力が高いので毎日使っててストレスがない
Pro Pack 24LはAer製品らしからぬ収納力の高さがあります。Day Packだと、仕事帰りに買い物をした場合に荷物を入れられず不便に感じることがありました。
日常的に使用していると、どうしても一時的に荷物が増えるシーンは多くなってきます。そんな時にPro Pack 24Lの容量の大きさは頼りになります。
普段使いとビジネスを兼用するリュックとしては、Aer製品の中でも収納力が最高レベルです。
クイックアクセスポケットが広くて使いやすい
クイックアクセスポケット(トップポケット)が広くて使いやすいです。財布やスマホなどの必需品に加えて、本やKindle端末、折り畳み傘やハンドクリームなども収納できる広さがあります。
雨の日は折り畳み傘やレインウェア、タオルなどいつでもすぐに取り出せるように入れておいたりと、必需品+αのオプションを柔軟に選択できるので、使いやすいです。
上下左右にハンドルが付いていて持ちやすい
邪魔にならない自然な位置にハンドルが付いているので、どんな向きからでも持ちやすくなってます。ハンドルは上下左右と背面の5箇所で死角がありません。
これが思いのほか便利です。上部だけにハンドルが付いている場合だと、いったんリュックの位置をくるっと回してからハンドルを持つ動作を行うことが多いのですが、どこかでも持ち上げられるため、無駄な動作が減ります。
加えて、ジッパーの開閉を補助するための持ち手がさり気無くついています。欲しい位置に欲しい機能を自然に配置してくれているので、使い勝手を底上げしてくれてます。
このような細かい配慮がいたるところに見られるおかげで、持ち運びや使い勝手が非常に快適です。
気になるところ
高品質で使いやすい一方で、気になる点が3つありました。
重心が傾く
もっとも気になる点は、フロント収納が上半分までしかないところです。これにより、フロント収納に重い物を入れると、下から支える力が弱くてリュック全体が前の方に引っ張られ、おじぎをしているような状態になってしまいます。
加えて、フロント面の下部が不自然にへこんでしまうのも気になります。なぜ収納スペースを上半分だけに限定したのか、理由が気になるところです…。こうなると、ガジェットスペースに物を入れるのを躊躇してしまいます。
ドリンクホルダーが使いづらい
やはりドリンクホルダーの使いづらさも気になるところです。ゴムが固いです。
snow peakの350mlなどの太めのボトルは特に入れにくさを感じます。
それと、ドリンクホルダーに収納したときのカッコ悪さが際立っている気がします。普段はシュッとしてるせいでしょうか。余計に違和感を感じます。
ペンホルダーが短い
フロント収納のペンホルダーが短めになっていて、ボールペンのクリップではさんで固定できません。ここはなぜ短くなっているんでしょうね。。
逆向きに引っ掛ければ問題ないのですが、もう少し長い方が使いやすかったです。
Aer Pro Pack 24Lのメリット・デメリット
メリット・デメリットをまとめるよ!
- 黒で統一されたスマートなデザイン
- 何も入れていなくても自立する
- ポケットが豊富で整理して収納できる
- 大容量のメイン収納で日常使いにもゆとりが持てる
- トップポケットが広くて使いやすい
- ドリンクホルダーを両サイドに搭載
- 厚手のクッションが入っていて快適に背負える
- 持ち手ハンドルが5箇所についてて持ち運びやすい
- 全体的に作りがしっかりしていて高品質
- PC収納のマチが少なくて狭い
- フロント収納を支える力が不足していて重心が傾きやすい
- ドリンクホルダーが固くて使いにくい
- ドリンクホルダーに収納するとカッコ悪い
- ペンホルダーが短い
まとめ
Pro Pack 24Lは「Aerらしさ」を抑えるかわりに、一般層むけに「使いやすさ」を向上させた汎用性が高いバックパックです。
デザイン性や耐久性が高いのはもちろんのこと、持ちやすいハンドル、余裕のある容量、豊富なポケットなど、細部にいたるまで使いやすいように配慮されて設計されています。
ビジネスから普段使い、ジムや旅行など、どんなシーンにもこれ1つで余裕をもって対応できる魅力があります。ぜひこの超高品質なリュックを手に取って確かめてください。
今回は以上になります。この記事がリュック選びの参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
他にもリュックをレビューしてるから、よかったらチェックしてみてね!